首から肩にかけて感じる筋肉の鈍い痛みや圧迫感、違和感、不快感をまとめて、「首こり」といいます。肉体的・精神的なストレスや自律神経の乱れ、筋肉の緊張と血流不足など、原因はさまざまです。上記の要因には、「同じ姿勢でのデスクワーク」「眼精疲労」「運動不足による筋肉疲労と血行不良」「ストレスによる緊張」「寒さによる肩の筋肉の緊張と自律神経の乱れ」などがあります。
人間の頭部は、およそ体重全体の８％の重さがあるため、普通に生活するだけでも首への負荷がかかります。そのため、上記の要因が重なると「首こり」を引き起こしやすくなります。さらに、症状が悪化すると「首をまったく動かせない」「首が回らない」など、深刻なケースに陥ってしまうこともあるため、早めの対処が重要です。
また、頭と首を支える頚椎の構成部位である椎骨や椎間板、筋肉に衝撃が加わると、首の神経が圧迫され思うように頭を動かせなくこともあります。それを「むち打ち（頚椎捻挫）」といい、主に交通事故やスポーツ活動における選手との衝突で発症。その他にも、準備運動を怠ったり日頃運動不足の方が急に運動をはじめたりする場合でも起きます。
事故後に症状がなくとも、時間の経過によって首筋や背中の痛み・肩こりなどがみられる場合が多々あります。それらの症状を放っておくと、頭痛、のぼせ、動悸、吐き気、耳鳴り、倦怠感といった後遺症を残す危険性があるため、交通事故に遭ったら早めに適切な処置を受けましょう。

首から背中の上部にかけて起こる痛みや、肩や上腕にある筋肉の圧迫感・違和感・不快感を、総じて「肩こり」といいます。主な原因として、肉体的・精神的なストレスや、自律神経の乱れなどによる肩周辺の筋肉・神経の緊張と血流不足などが挙げられます。
その肩こりを伴う疾患には、代表的なものとして「四十肩」「五十肩」があります。正式名称は「肩関節周囲炎」であり、40代～50代の方に発症しやすいのが特徴です。肩関節とその周辺の組織で起きる、加齢に伴った炎症により、腕を上げたり後ろに回したりする動作が制限されます。
上記の要因には、「同じ姿勢でのデスクワーク」「眼精疲労」「運動不足による筋肉疲労と血行不良」「ストレスによる緊張」「寒さによる肩の筋肉の緊張と自律神経の乱れ」など、さまざまなものがあります。

安静時や運動時に一定した腰の痛みがあることを、「腰痛」といいます。主に、腰の筋肉の疲労やこりが原因で起きます。その要因は、「長時間座ったまま、立ちっぱなし、中腰などの、無理な姿勢をとり続けること」「運動不足、筋肉退化による腰椎への負担」「過度の運動による筋肉疲労」の他、骨の異常で起こる「椎間板ヘルニア」「腰部変形性脊椎症」「骨粗鬆症」や、「腎結石」「尿管結石」「子宮筋腫」「子宮内膜症」などの内臓疾患、「うつ」や「自律神経失調症」などの精神疾患と、さまざまです。
また、顔を洗うときにとる中腰の姿勢や、重いものを持ち上げるときにとるかがんだ姿勢などによって、「ぎっくり腰」を起こすこともあります。「ぎっくり腰」とは、脊椎の近くにある椎間関節という関節が捻挫することで起きるものです。背中から腰にかけて急激な痛みに襲われるとともに、立ち上がることも困難になります。さらに、何度もぎっくり腰を繰り返す方も少なくありません。骨密度が低下していたり筋肉の力が弱っていたりすると、くしゃみをするだけで発症することもあるため、日頃から運動したり健康な食生活を心がけることが大切です。

手・足には、片側それぞれに30個前後の骨と、40～50ほどの筋肉、また数種類の靱帯があります。主な症状として、手・足の突き指、腱鞘炎、テニス肘、野球肘、小児の肘内障、股関節の痛み、太もも・ふくらはぎの肉ばなれ、膝・足関節の捻挫などが挙げられます。
手・足の不調に対する処置を怠ると、慢性的な痛みにつながるだけではなく、体のバランスを崩してしまうことも少なくありません。時間の経過に比例して、症状の改善に必要な施術時間も延びるため、早めの対処が必要です。
もし１週間ほどシップ・痛み止め・アイシングなどを行っても、症状の改善がみられなかった場合は、医療機関や接骨院で適切な処置を受けることをオススメします。

衝突や転倒、捻挫は、スポーツ活動につきものです。また、ランニング、ジャンプ、投球など、同じ動作を繰り返すうちに「テニス肘」「野球肘」「グロウペイン症候群」「オスグット」「ランナーズニー」「ジャンパーズニー」「シンスプリント」「足底筋膜炎」などが起きることもあります。
上記の原因を把握していただくためには、自らの体の構造や動作のメカニズムについて理解することが重要です。理解が深まると、ケガに対する意識・考え方や取り組み方（各動作・フォーム・セルフケアなど）が変化し、再発予防やさらなる身体パフォーマンスの向上にもつながります。
当院ではスポーツを愛する皆さまのご要望に最大限お応えできるよう、全力でサポートいたします。「どうしてもこの日の試合に出たい！」「この日までに練習に参加できるようになりたい！」などのご希望がありましたら、お気軽にお申し付けください。

原因不明の不調や痛みなどに対し、ご自身のお体の反応（筋反射や筋膜連鎖）などを利用することで、改善への突破口が開けることもあります。
症状の根本的な原因を探ると、身体構造の異常の他、心理的要因・栄養の偏り・体の中のネットワークやエネルギー的なズレなどが要因になっているケースも少なくありません。
当院は諸症状の原因を追究しながら、適切な対処を行うことを心がけております。